ミドル脂臭と加齢臭はよく同じものとされることが多いのですが、厳密には異なる部分が多くなります。ここでは、ミドル脂臭と加齢臭の違いに関して紹介していきます。
ミドル脂臭と加齢臭の違い
ミドル脂臭も加齢臭もどちらも中年に多い臭いです。一般的には同じものだととらえられるかもしれませんが、詳しく見てみると細かい部分に違いがあることが分かります。ミドル脂臭と加齢臭の相違点は、以下のようになります。
①原因物質が異なる
ミドル脂臭は汗の中の乳酸が皮脂の常在菌に分解されることで発生する、ジアセチルという物質が原因となっています。その一方で加齢臭は過酸化脂質が皮脂を分解するときに発生するノネナールと呼ばれる物質が原因で臭いを発生させます。どちらも高齢にともって発生する臭いであるため、同じものだと思われがちですが、実はそれぞれ別の原因物質が存在するのです。
②臭いが異なる
ミドル脂臭も加齢臭も中年っぽい臭いという点では共通しています。しかし、厳密な臭いはそれぞれ異なるのです。まずミドル脂臭は「使い古した油」「発酵の進んだバター」のような臭いがすると言われています。その一方で加齢臭は「枯草」や「古い畳」のような臭いと例えられることが多く、油っぽい臭いとは少し異なります。
③臭いが発生する年齢
ミドル脂臭も加齢臭も中年に多く発生しやすい臭いとなっていますが、厳密には年代が異なります。ミドル脂臭は30代から40代に多くみられる臭いで、加齢臭は50代以降を中心に臭いが発生しやすくなります。30代で中年臭くなっている人は、加齢臭ではなく、ミドル脂臭の疑いが強くなります。
ミドル脂臭は頭を中心に臭いが発生する
加齢臭もミドル脂臭も臭いの除去には一苦労すると思いますが、それぞれ臭いの出やすい部分が異なるため、その部分を重点的にケアすることで臭いを効率よく抑えることができます。
例えば、ミドル脂臭の場合、頭頂部や首の後ろなど頭を中心に臭いが発生しやすくなっています。その一方で加齢臭は背中や胸元、耳の裏などから臭いが発生しやすい症状です。このため、臭いの強い部分がどこなのかを知ることによっても、ミドル脂臭と加齢臭を区別することができます。
ミドル脂臭と加齢臭は年齢や臭いのタイプ、年齢などが厳密には異なりますので、それぞれの症状に応じたケアを行うことが大切になります。臭いの種類を知ることで効率の良い対策を行うことができるはずです。
ミドル脂臭を抑制したいのなら健康的な食生活を送ることが第一条件となります！食生活に偏りがみられる場合は、サプリやデオドラントで適切な予防対策を行う事がおススメです。
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