朝起きると枕カバーが臭い、一日着たワイシャツの襟元だけがやたら臭い。
この原因は、ミドル脂臭と呼ばれる体臭かもしれません。
この臭いを抑える方法はあるのでしょうか。
ミドル脂臭はどのようにしておきる
ミドル脂臭は、20代～30代から始まるといわれています。
男性に多いミドル脂臭ですが、女性にもおきることがあります。
汗に含まれる乳酸が頭皮の常在菌であるブドウ球菌によって分解されると、ジアセチルという成分ができますが、これがミドル脂臭の原因とされています。
この臭いは、他の体臭に比べて空気中に拡散しやすいようです。
ミドル脂臭は後頭部や首の後ろ辺りで発生するので、本人には感じにくいのに、周りには不快な臭いとして感じられるため、厄介な体臭だといえるでしょう。
ミドル脂臭を抑える方法
乳酸を多く含む汗が分解されることで臭いが発生するので、まずは頭皮や首の後ろを清潔に保つことが大切です。
ただ、皮脂の分泌も盛んな部分であるのと、ジアセチルの臭いがなかなか普通のシャンプーでは取れにくいこともあり、できればミドル脂臭専用のシャンプーを使うのが良いかもしれません。
ジアセチルの臭いをとるのに植物性フラボノイドがよい、とされています。
そこで注目されている成分の1つが、柿渋の成分です。
柿渋の成分 柿タンニン
タンニンは、植物に含まれているフラボノイドの1種で、口に入れると苦味を感じます。毛穴を引き締める収れん効果があるので、化粧品にもよく用いられています。
柿渋の成分である柿タンニンは、古くから防水・防腐・防虫効果があることが知られていました。
そのため、柿タンニンを配合した石鹸があり、これを使うと臭いが軽減されるようです。
収れん効果で汗の分泌を抑え、防虫効果もあるので、雑菌の繁殖を抑える効果もあります。
ただ、汗の分泌を完全に抑えることは難しく、また洗いすぎて常在菌のバランスが崩れると、臭いが強くなることもありえます。
洗うときはよく泡立てて、ゴシゴシ洗わず、泡で皮膚をマッサージするように洗うことも大切です。
皮膚を清潔に保つことは、ミドル脂臭の臭いを軽くするためには必要です。
ミドル脂臭の臭いが気になる人は、柿渋成分が配合された石鹸を使ってみるのも良いでしょう。
ミドル脂臭を抑制したいのなら健康的な食生活を送ることが第一条件となります！食生活に偏りがみられる場合は、サプリやデオドラントで適切な予防対策を行う事がおススメです。
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