洗濯してもなかなか落ちない、嫌な臭い。
あるメーカーがその原因となる成分を特定して、その臭いをミドル脂臭と名づけました。
ミドル脂臭とは、そして、どのように洗濯するとよいのでしょうか。
ミドル脂臭とは
年齢と共に変わる体臭を加齢臭と呼んでいますが、それとは別に30代・40代男性を中心に後頭部から首の後ろ部分に嫌な臭いがすることをミドル脂臭と呼んでいます。
古い脂の臭いや、古くなったバターの臭いと似ているようです。
この臭いの原因はジアセチルという成分で、汗の中に含まれている乳酸が頭皮にいるブドウ球菌によって分解されると発生します。
皮脂と混ざることで、より嫌な臭いになるようです。
ミドル脂臭は洗濯で落ちる?
枕カバーやワイシャツの襟ぐりなど、後頭部や首の後ろに密着する部分にミドル脂臭が移りやすいです。
ミドル脂臭の臭いは、通常の洗濯では完全に洗い落とすことが出来ず、臭いが残ってしまうことが多いようです。
ミドル脂臭に適した洗剤は
市販の洗剤で、ミドル脂臭までに対応できる洗剤は少ないようです。
フラボノイドや、カンゾウ、ケイヒといった植物由来の成分が入っている洗剤を使うと臭いが落ちやすくなるようです。
洗い方も大切
ミドル脂臭に適した洗剤を使用して洗濯するのがベストですが、手元にある洗剤でも二度洗いをすると臭いが取れやすくなるようです。
酸素系漂白剤の粉末を40度ぐらいのお湯に溶いて、そこに臭う衣類や枕カバーなどを1~2時間ほどつけ置き、その後通常の洗濯をすると、臭いが取れることが多いようです。
酸素系漂白剤は、液体タイプと粉末タイプがありますが、粉末タイプの方が皮脂を溶かす効果が高いようです。
また、脱臭効果のある重曹を洗剤と一緒に使うと臭いが落ちやすくなるようです。
さらに重曹には、皮脂を溶かす効果もあります。
洗濯する水の温度も、40度ぐらいが一番効果的のようですが、お風呂の残り湯を使う場合は、雑菌が多くなるため、すすぎの回数を増やすほうがよいかもしれません。
臭いなんて洗濯で落ちる、と思いがちですが、ミドル脂臭をとることは簡単ではないようです。
洗濯はひと手間かけると、臭いが落ちることが多いようです。
つけ置き洗いをしても臭いが取れない場合、フラボノイド配合の洗剤を使ってみるのもよいでしょう。
ミドル脂臭を抑制したいのなら健康的な食生活を送ることが第一条件となります!食生活に偏りがみられる場合は、サプリやデオドラントで適切な予防対策を行う事がおススメです。
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